Hamilton - American Spirit – Swiss Precision
アメリカ ペンシルバニア州
ランカスターにて設立。
アメリカの女性が選挙権を獲得する12年前にあたるこの年、レディース・ウォッチを発表する。いち早く女性のニーズに目を向けていたハミルトンは、レディース・ウォッチにおいても、アメリカを代表するブランドのひとつとなる。
鉄道産業は、多発する事故への対処として、
ハミルトンに鉄道時計の開発を依頼。
創業間もなく開発した初代の懐中時計が、
その正確性と耐久性の高さから、
誕生から十数年あまりで、
「レイルロードアプルーブ(鉄道公式時計)」
という称号を得る。
鉄道時計として広く認知されたハミルトンは、1914年、アメリカ軍の名将パーシング将軍の要請に応えて腕時計を献上。その後、長年ミリタリーウォッチ製造に携わることになる。
ハミルトンは活躍の場を空へと広げる。
正確で信頼性の高いハミルトンの時計は、パイロットからも絶大な支持を獲得する。1919年、米国初の定期航空郵便の公式時計に採用される。
傑出したアールデコ・デザインの「パイピング・ロック」を発表。
ヤンキースのオーナーは、ワールドシリーズ優勝を祝して、
裏蓋に刻印を施した記念モデルを選手に贈った。
第2次世界大戦中、アメリカ政府の要請で一般時計の生産を休止、ミリタリーウォッチの清算に全力を注ぐ。驚異的ともいえる100万個以上の軍用時計を製造する。
第二次世界大戦が迫った頃、米海軍からハミルトンに要請があった。太陽や北極星の位置を元に船の位置と経度を正確に計測する船舶用特殊時計「マリンクロノメーター」の開発である。開発は、複数のメーカーに打診されたが、海上という過酷な状況において、ハミルトンの精度は群を抜いており、採用に至ったのはハミルトン1社だけであった。その卓越したクオリティは、アメリカ海軍天文台に“Zero rate (特等級)”と称され、1943年には第二次世界大戦で功績を収めた軍用時計として米・海軍から“E award”を受賞している。
夫から妻、そして妻から夫へ、愛と感謝の気持ちを綴ったラブレターと共に“幸せのタイムピース”ハミルトンの時計が贈られる。
大好きな彼からハミルトンを贈ってもらうこと、そのような素敵な男性と出会うことが、当時のアメリカの女性の憧れとされた。
アカデミー賞にもノミネートされた映画『フロッグメン』に
ハミルトンが登場。
以後ハミルトンは60年以上に渡って数々の有名作品への提供を依頼され、ハリウッドに欠かせない存在となる。
世界初の電池式時計「ベンチュラ」を発表。
世界で初めて電池を使用した腕時計は、人々を“ぜんまいを巻く”という行為から解放する。革新的なテクノロジーとスタイリングで、時計史上に大きな足跡を刻む。
映画『ブルー・ハワイ』で、エルヴィス・プレスリーが
「ベンチュラ」を着用。
その後、エルヴィスは公私に渡って「ベンチュラ」を愛用した。
世界初の発光ダイオード(LED)式デジタルウォッチ
「パルサー」を発表。
世界で初めて『デジタル数字』で時を告げた。この画期的な腕時計は、米国大統領をはじめ著名人の憧れの的となった。
初の自動巻きクロノグラフムーブメントモデル
「パン ユーロ」を発売。
現在のスウォッチグループの前身であるSSIHの傘下に入る。
May 16, 1974
ハミルトンのクラシックデザインの黄金期ともいえる、1910年代から1960年代のクラシック・デザイン・ウォッチを復刻。
時計産業全体のクラシック回帰へのトレンドをリードした。
ハミルトンのハリウッドでの躍進が続く。
メン・イン・ブラック、リーサルウェポン4、ファイトクラブ、
インディペンデンス・デイ。
そして、リプリーやユー・ガット・メールなど、
数々の大作への登場を果たす
生産拠点と本社機能をアメリカから
スイス ビエンヌへ移転。
ラインナップの全てがスイス製時計となる。
アエロバティック・パイロットの第一人者ニコラス・イワノフとのパートナーシップを開始。ニコラスは、ハミルトンのアビエーションウォッチを腕に、世界の空に挑戦し続けている。
映画製作に関わるクリエーターたちを讃える「ハミルトン ビハインド・ザ・カメラ・アワード」を2006年からハリウッドで開催している。
ロサンゼルス・タイムスが「オスカーの栄冠を勝ち得るための通過地点」と高く評価したほか、過去の授賞式にはプレゼンターとしてジョディ・フォスターやショーン・ペン、ハリソン・フォードなどハリウッドの華やかな顔ぶれが登場。俳優とクリエイターとの深い絆を表舞台で垣間見ることの出来る、ハリウッドを代表するセレモニーの一つとなっている。
アメリカのウィスコンシン州オシュコッシュのウィットマン リージョナル空港で開催される世界最大級のエアショー「EAA エアーベンチャー」のオフィシャルタイムキーパーを務める。
このエアショーは、世界60か国以上からEAAの会員や航空ファンが50,000人以上が集まり、毎夏一週間に渡って催される航空界を代表するイベントとなっている。
半世紀以上に渡って、航空界を支えてきたハミルトンの航空時計。今日も、様々な飛行隊と共に世界中の空で活躍している。
・スイスのヘリコプターによる山岳救助隊「エアーツェルマット」公式パートナー
・南アフリカ空軍のアエロバティック飛行隊 公式パートナー
・カナダ軍「スノーバード」の支援
・ロシア空軍 ベルクトヘリコプターチームの支援
・韓国空軍 第123戦闘飛行隊の支援
デザイン、テクノロジーの両面でオリジナリティ溢れるタイムピースに、現代的なエッセンスを採り入れた意欲的なモデルを次々に発表。21世紀にふさわしいニューステージを迎える。
